昭和元禄落語心中1話感想
昭和50年代ごろを舞台に、落語を物語の題材に据えた漫画原作作品。
2015年に発売された単行本2巻分にOVAが付属していて、それを再編集したものがテレビ版の1話だったんですね。
初回1話が1時間枠だったのですごい気合入ってるなあと思ってたらそういうことだったのか。
この1話が与太郎放浪編にあたるもので、2話以降は八雲と助六編になるようです。1話を基準とするといわゆる過去編ですね。
落語が好きな人からするとこの作品の落語はあくまで人間関係を描くための題材に留まる程度らしいですが、1話を見た感じだと結構がっつりと落語シーンを入れてくれているような気がしました。
正直落語には非常に疎く、外郎売くらいしかマトモに聞いたことがないのですが、1話終盤で与太郎が演じる出来心は普通に面白かったです。
キャストが発表された時点で、あ、これガチなやつだ、とは思っていましたが、やっぱり大マジでガチなやつでしたね。
本物の落語を知っている人からしたらどう聞こえるのかはわかりませんが、素人からするとこのキャストさんたちが披露してくれている落語でも充分にガチっぽくてすごいなあと思いました。
このキャスト、主人公の関智以外は全員オーディションだったみたいですね。
八雲役をどうしてもやりたかった石田彰とか、絶対に受かってそして蹴ってやると息を巻いていた山ちゃんとかのインタビュー記事?をどっかで見ましたがすごく面白かったので是非。
画伯もこの作品すごく好きで絶対に出たかったらしいですね。
与太郎と八雲とか、八雲と助六とか、ちらりほらりとHOMOのにおいを感じましたが、作者の雲田はるこはBLも書いてるから多少はね?
八雲の未亡人臭がやばい。